遺品整理の費用相場はいくら?間取り別・一軒家別にわかりやすく解説【2026年版】

遺品整理

ご家族が亡くなった後、遺品整理を業者に頼むといくらかかるのか、見当がつかず戸惑う方は少なくありません。いざ見積もりを取ってみると、業者ごとの金額差が思った以上に大きくて、何を基準に選べばいいのか迷ってしまうこともあります。

目安としては、単身者の部屋(1R・1K)で3万円〜15万円程度、一軒家全体だと30万円〜70万円程度というのがおおよその相場です。ただし業者や地域、荷物の状態によって差が大きいので、まずは「だいたいこれくらい」という感覚をつかむための数字として見てください。

このページでは、間取り別の費用相場に加えて、費用が変わる要因、見積書でチェックしておきたいポイント、費用を抑える方法まで、初めて業者に依頼するときに知っておくと安心な内容を整理しています。

遺品整理の費用相場は間取りによって大きく変わる(早見表)

遺品整理の費用は、作業員の人数やトラックの台数、作業時間によって決まります。そのため、部屋が広く荷物が多いほど費用は高くなる傾向があります。

この価格帯は、複数の遺品整理業者や比較サイトが公表している情報をもとにしています。実際の金額は荷物の量や立地条件によって上下するので、あくまで目安として捉えてください。

間取り 費用相場の目安 作業人数の目安
1R・1K 3万円〜15万円程度 1〜2名
1DK・2K 5万円〜30万円程度 2〜4名
2DK 8万円〜25万円程度 3〜6名
2LDK・3DK 12万円〜40万円程度 4〜6名
一軒家(2LDK程度) 12万円〜30万円程度 4〜6名
一軒家(3LDK程度) 17万円〜50万円程度 5〜8名
一軒家全体(荷物が多い場合) 30万円〜70万円程度 6名以上

同じ間取りでも、業者によって提示される金額には幅があります。正確な費用を知りたい場合は、複数社に見積もりを依頼して比較することをおすすめします。

遺品整理とは何か、進め方や業者選びの基本から知りたい方は「遺品整理とは?費用・進め方・業者選びの完全ガイド」もあわせてご覧ください。

費用が変動する5つの要因

同じ間取りでも見積もり金額に差が出るのは、いくつかの要因が絡んでいるからです。何が金額を左右するのかを知っておくと、見積書を見たときに「これは妥当なのか、それとも高いのか」を判断しやすくなります。

荷物の量・部屋の広さ

荷物が多いほど、作業時間・人数・トラックの台数が増えるため費用は上がります。「物であふれている」「収納にぎっしり詰まっている」という状態だと、標準的な相場より高くなることもめずらしくありません。

エレベーターの有無・搬出経路

エレベーターがないマンションや、大きな家具が共用エレベーターに乗らない物件だと、階段を使った搬出になり、その分追加料金がかかりやすくなります。見積もりの際は、建物の状況をできるだけ正確に伝えておくと安心です。

特殊清掃・消臭など追加オプションの有無

孤独死などがあった現場では、特殊清掃や消臭・消毒作業が別途必要になることがあり、通常の遺品整理費用とは別枠で費用がかかります。特殊清掃が必要なケースの詳しい費用感は、別記事で改めて取り上げる予定です。

建物の階数・立地(トラック横付け可否)

トラックを建物の近くに横付けできない場合、荷物を人力で運ぶ距離が長くなり、作業時間が延びることで費用に影響することがあります。狭い路地や駐車スペースがない立地は、事前に業者へ伝えておくとスムーズです。

繁忙期・閑散期による違い

3月〜4月の引っ越しシーズンなど、遺品整理業者の依頼が集中する時期は、料金がやや上がりやすい傾向があります。反対に依頼が少ない時期であれば、値引き交渉に応じてもらえることもあります。

遺品整理の費用に含まれるもの・含まれないもの(内訳)

見積書が届いたら、まず確認したいのは総額そのものより「何にいくらかかっているか」です。ここを見落とすと、あとから追加請求されて困る、という事態にもつながりかねません。内訳としては、主に次のようなものが挙げられます。

  • 作業員の人件費(人数・作業時間に応じて算出)
  • トラックなど車両費・運搬費
  • 一般廃棄物の処分費
  • 家電リサイクル法対象品(エアコン・冷蔵庫・洗濯機・テレビ)のリサイクル料金
  • 遺品供養・お焚き上げなどのオプション費用(依頼した場合)

見積もり時点では基本料金のみが提示され、当日になって「エアコンの取り外し費用」「追加の廃棄物処理費用」などが別途請求されるケースもあります。契約前に、オプション料金の有無や追加料金が発生する条件を確認しておくと、後になって戸惑わずに済みます。

遺品整理の費用を安く抑える3つの方法

費用をなるべく抑えたいなら、押さえておきたいポイントが3つあります。

買取できるものは先に買取に出す

貴金属・骨董品・ブランド品・着物などは、価値があるのかどうか自分では判断がつきにくいものです。こうした品を遺品整理業者に依頼する前に買取に出しておくと、その分を処分費用から差し引ける場合があります。査定額が処分費用を上回れば、実質的な費用負担を減らせる可能性もあります。買取に出せる品目の見分け方は、下記記事で詳しく解説しています。

買取に出せる遺品と業者選びのポイントは、別記事で詳しく解説予定です。

複数社から相見積もりを取る

同じ条件でも業者によって見積もり金額は変わります。1社だけの見積もりで決めてしまうと、それが適正価格なのか判断がつきません。最低でも2〜3社から見積もりを取り、金額だけでなく作業内容・追加料金の条件・口コミ評価まで含めて比較することをおすすめします。

遺品整理業者のおすすめ比較は、別記事で詳しく紹介予定です。

自治体のごみ処理施設を自分で使えるものは使う

軽トラックなどで運べる量であれば、自治体のクリーンセンターに自己搬入することで処分費用を抑えられる場合があります。ただし、自治体によって受け入れ条件や搬入できる品目が異なるため、事前に自治体の窓口やホームページで確認しておきましょう。

遺品整理業者に依頼する場合の流れ

初めて依頼するとなると、何から手をつければいいのか分かりにくいものです。ここでは一般的な流れを簡単に整理しておきます。

  1. 問い合わせ:電話やWebフォームから相談・見積もり依頼をする
  2. 訪問またはオンライン見積もり:荷物の量や部屋の状況を確認し、金額の提示を受ける
  3. 契約:見積もり内容・追加料金の条件に納得したうえで契約する
  4. 作業:指定日に作業員が訪問し、仕分け・搬出・清掃を行う
  5. 支払い:作業完了後、または契約時の取り決めに応じて支払いを行う

見積もりから作業完了までは、部屋の広さにもよりますが、数日〜2週間程度かかることが一般的です。四十九日や相続手続きなど、期限がある場合は早めに相談を始めておくと余裕を持って進められます。

複数の遺品整理業者を比較検討したい方向けの比較記事も、近日公開予定です。

よくある質問(FAQ)

Q. 遺品整理の費用は誰が払う?

法律上の決まりはなく、相続人同士の話し合いで決めるのが一般的です。相続財産から支払う、相続人で分担するなど、進め方は家庭によって異なります。あとで揉めないように、作業を依頼する前に費用負担について相続人間で合意しておくと安心です。

Q. 遺品整理費用は相続税の控除対象になる?

遺品整理費用は、原則として相続税の控除対象にはなりません。相続税の控除対象となるのは、葬式費用など税法で定められた一部の費用に限られます。判断に迷う場合は、税理士など専門家に確認してみるとよいでしょう。

Q. 一部屋だけでも依頼できる?

はい、多くの業者は一部屋単位や、押し入れ・タンス1つ分といった小規模な依頼にも対応しています。費用も部屋全体を依頼する場合より抑えられることが多いので、まずは気になる範囲だけ見積もりを取ってみるのも一つの手です。


遺品整理の費用は、間取りや荷物の量、立地条件によって思った以上に幅が出ます。まずはご自身のケースでどれくらいの費用感になりそうか目安をつかんだうえで、複数の業者から見積もりを取り、内訳までしっかり確認してから契約を進めることをおすすめします。

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